日韓国交正常化60年を記念する式典「60周年を支える会」が7日、東京都内の在日韓国大使館で開催された。朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日大使はあいさつで、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が昨年12月に「非常戒厳」を一時宣布し弾劾訴追された韓国国内の状況に言及した上で「どのような状況にあっても韓日関係が後戻りすることがあってはならない」と訴えた。
式典には中谷元・防衛相、額賀福志郎衆院議長、与野党幹部や財界関係者ら約150人が出席。岩屋毅外相は祝賀メッセージで、「日韓交流は(互いの)国民一人一人が牽引(けんいん)する形で進展してきた」と強調。今年予定されている60周年記念行事を通じ「特に若い世代の交流を後押しする」と述べた。(時吉達也)