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韓国最大野党「共に民主党」、李在明代表再選で一強体制が完成 対日外交非難攻勢も

産経ニュース 2024年8月19日 19時51分

【ソウル=桜井紀雄】韓国の革新系最大野党「共に民主党」は18日、ソウルで党大会を開き、2022年から代表を務めてきた李在明(イ・ジェミョン)氏(59)を再び代表に選出した。党員投票や世論調査などによる選挙で85・4%という圧倒的な支持を獲得。自身に近い候補で指導部も固め、「李氏一強体制」を確立させた。

李氏は22年の大統領選で保守系の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に僅差で敗れた。革新系で次期大統領の最有力候補と目されている。同党は今年4月の総選挙で大勝し、国会で主導権を握る。李氏は、日本との関係強化を目指す尹政権を「親日」や「屈従外交」と批判し続けており、今後、対日外交に絡み、攻勢を強める公算が大きい。

一方で、李氏は自治体首長時代の都市開発を巡る不正疑惑や公職選挙法違反罪などで複数の裁判を抱えており、「司法リスク」も指摘されている。

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