現職の韓国大統領として史上初めて、15日に身柄を拘束された尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、直前に大統領公邸で自身の弁護人らにサンドイッチを振る舞い、愛犬と過ごしていた。朝鮮日報などが報じた。
「令状執行は違法だ」と訴える与党「国民の力」の議員らは15日未明、公邸で拘束される前の尹氏と面会した。やせた様子を心配する議員らに対し、尹氏は「午前1時に寝たが、2時半に電話が来て、起きた」と述べた。弁護人団に配るといって朝、サンドイッチを10個作ったとも話したという。
同紙によると、尹氏は約40年前に近所の人がタマネギとマヨネーズをあえたツナを持ってきて、パンに挟んで食べて以降、家でツナサンドを作って食べるようになったという。15日に拘束されて捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」に行く前はトーストを数切れ食べた。
中央日報などは尹氏が逮捕直前に「トリをちょっと見ていかなければ」といって2階に上がって、愛犬のトリと10分過ごしたと報じた。金建希(キム・ゴンヒ)夫人も一緒だったという。
尹氏は15日午前、内乱を首謀した疑いで公捜処と警察の合同捜査本部に大統領公邸で身柄を拘束された。