英音楽グループ「ワン・ダイレクション」(1D)のメンバー、リアム・ペインさんがアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルで転落死した事故で、検察当局は7日、ペインさんに薬物を提供した疑いがあるとしてホテル従業員ら3人を逮捕、訴追したと発表した。BBC放送などが報じた。
検察当局は容疑者の名前を公表していないが、ホテル従業員のほか、薬物の売人、ペインさんと親しい人物という。
検察当局はホテルを家宅捜索し、防犯カメラの映像などを解析していた。これまでの調べでは、ペインさんは10月16日、薬物や酒で意識がない状態で3階客室のバルコニーから中庭に転落したとみられる。米ABCニュースは、ペインさんの体内から「ピンクコカイン」と呼ばれる混合薬物など複数の薬物が検出されたと報じている。
ペインさんは事故の直前にノートパソコンを自分で壊しており、検察当局は解析を進めている。
遺体は6日に遺族に引き渡され、英国に運ばれた。