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イスラエル軍、ベイルート中心部に爆撃 レバノン国会近く

産経ニュース 2024年10月3日 16時42分

【テルアビブ=佐藤貴生】レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラと戦うイスラエル軍は3日、首都ベイルート中心部を爆撃した。少なくとも6人が死亡、7人が負傷した。周辺には国会などがあり一連の攻撃では政府中枢に最も近い場所への爆撃となった。ヒズボラの影響下にあるベイルート南郊ダヒエでも攻撃が続いたもよう。ロイター通信が伝えた。

イスラエルはミサイル約180発を発射したイランに報復すると明言しており、緊迫した情勢が続いている。

イスラエル軍は2日、レバノン南部への地上侵攻後初めて、ヒズボラとの戦闘で兵士8人が死亡したと発表した。ヒズボラは戦車3台を破壊したと発表しており、激戦となっているもようだ。

軍は、地上侵攻はイスラエル国境近くのトンネルなどの破壊が目的で「限定的」なものだとしていたが、3個旅団などを新たに投入しており、交戦の規模が拡大する恐れもある。

レバノン政府によると、2日にはイスラエル軍の空爆で全土で46人が死亡した。レバノンのミカティ暫定首相は攻撃により120万人が避難民になったと述べた。

米CNNテレビ(電子版)は、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザでも激しい攻撃を続け、人道支援物資の搬入の障害になっているとして、米当局者が懸念を示していると伝えた。

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