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イスラエル軍、ガザ・西岸で攻撃継続 ガザ中部では子供18万人超がワクチン接種受ける

産経ニュース 2024年9月4日 19時6分

【カイロ=佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスと戦うイスラエル軍は3日もパレスチナ自治区ガザで攻撃を続け、中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(電子版)は少なくとも43人が死亡したと伝えた。双方はポリオ(小児まひ)のワクチン接種のためガザ中部で日中の戦闘を休止しているが、休止時間の終了直後に病院が爆撃され、子供5人が負傷したという。

接種はガザの10歳未満の子供約64万人が対象で国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は1~3日に18万7千人が接種を受けたとした。

ガザ中部での接種は4日も続く見通しで、その後は南部、北部で約3日ずつ行われる。イスラエル軍は南部ラファや北部ガザ市でも攻撃を続けているもよう。

一方、イスラエル軍が自治区ヨルダン川西岸で始めた反テロ作戦は4日で開始から1週間となった。アルジャジーラによると期間中の死者は少なくとも33人、負傷者は130人に上る。

ガザで拘束されていた人質6人が遺体で見つかったことを受け、イスラエルでは人質救出のため停戦で合意するようネタニヤフ政権に求める大規模デモやゼネストが起きた。

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