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ハマス幹部、最高指導者シンワール氏の死亡を確認 イスラエルに「殺害を後悔させる」

産経ニュース 2024年10月19日 9時2分

【カイロ=佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスの幹部は18日、最高指導者のシンワール氏がイスラエル軍の攻撃を受けて死亡したことを確認した。幹部はイスラエルは同氏を殺害したことを後悔するだろうと述べ、報復を示唆した。イスラエルのニュースサイトなどが伝えた。

欧米ではシンワール氏の殺害を停戦の好機ととらえる向きもあるが、幹部は「(イスラエルが)戦闘を停止してガザから軍を撤収させない限り、人質は解放しない」と述べて牽制(けんせい)した。また、殺害はハマスをさらに強固な組織にするだけだと述べ、抗戦する姿勢を示した。

一方、イタリアのメローニ首相は18日、レバノンの首都ベイルートを訪れて同国のミカティ暫定首相と会談した。メローニ氏は国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の拠点にイスラエル軍の攻撃が相次いでいることをふまえ、「要員を標的にすることは容認できない」と強調した。

メローニ氏はレバノンとヨルダンを訪問した後、イスラエルのネタニヤフ首相とも会談する意向を示した。

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