イスラエル西部テルアビブの中心部に19日未明、無人機によるとみられる攻撃があり、1人が死亡して4人が負傷した。現場は米大使館支部に近い住宅密集地で、空襲警報は作動しなかった。イスラエル軍は「長距離飛行ができる大型の無人機」が使われた可能性があるとの見方を示した。
一方、イエメンの親イラン民兵組織フーシ派の報道官は、レーダーに探知されない新型の無人機でテルアビブを攻撃したと述べた。テルアビブは「射程内だ」とし、イスラエル軍と戦うイスラム原理主義組織ハマスを支持して今後もイスラエルを攻撃するとした。
ハマスによるテルアビブへの攻撃は、最近はほぼ封じられていた。 (カイロ 佐藤貴生)