Infoseek 楽天

ガザの学校爆撃、米欧も非難 「あまりにも多くの民間人殺害」「恐ろしくなった」

産経ニュース 2024年8月11日 19時27分

【カイロ=佐藤貴生】イスラム原理主義組織ハマスと戦うイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザの学校を爆撃し、100人前後が死亡したことを受け、米英仏や中東諸国は攻撃を非難した。ロイター通信が10日伝えた。

11月の米大統領選に出馬する民主党候補のハリス副大統領は「またも、あまりにも多くの民間人が殺害された」と述べ、イスラエルとハマスの停戦の必要性を訴えた。欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は現場の様子を見て「恐ろしくなった」とX(旧ツイッター)に投稿した。

イスラエル軍は10日、ガザ北部ガザ市の学校を爆撃し、ロイターは当初、ガザ当局の情報として100人以上が死亡したと伝えた。当局はその後、「93人以上が死亡した」とし、判別不能な人体の部位があるとした。

イスラエル軍は爆撃により、ハマスや共闘するガザの過激派「イスラム聖戦」のメンバーら19人を殺害したと述べた。攻撃の正当性を強調する狙いとみられる。

この記事の関連ニュース