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静岡・川勝知事“不信任決議案否決”…自民改革会議「今後も辞職求める」ふじのくに県民クラブ「不信任に当たらず」

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2023年7月13日 2時34分

静岡・川勝知事の「コシヒカリ発言」をめぐり、給与やボーナスを返上していなかった問題で、12日、静岡県議会に提出された川勝知事に対する「不信任決議案」は、出席議員の4分の3に届かず、否決された。

川勝知事は、12日 午前の県議会で、「給与とボーナスを返上する」と改めて表明した。しかし、最大会派の自民党は、「県民の生命と財産を預かる職責にあるものとして、発言の信頼性を根本的に損なった」などとして可決されれば、知事が議会の解散か自身の失職かの選択を迫られる「不信任決議案」を提出した。そして、日付をまたいだ13日 午前1時前に行われた採決の結果、賛成50、反対18で可決に必要な出席議員の4分の3にあたる「51」に1票届かず、不信任決議案は否決された。不信任決議案を提出した自民党の40人をはじめ公明党5人、無所属議員5人が賛成した一方で、川勝知事を支持する第2会派の「ふじのくに県民クラブ」18人が反対した。

不信任決議案の否決を受け、最大会派「自民改革会議」の増田亨大代表は、「辞職勧告決議とは違う形の意思表明ということで不信任決議という選択肢になった。目的を達成できなかったことは非常に残念。今後も辞職を求める姿勢は変わらない」と話した。一方、決議案に反対した第2会派「ふじのくに県民クラブ」の田口章会長は「時系列に並べれば(知事の行動や発言は)なんら矛盾しているわけではない。そこを取り上げて不信任とすることは不信任に当たらない。辞職勧告決議以来様々な議論の中で今に至っていると理解していただければよい」と話した

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