いわゆる「コシヒカリ発言」をめぐり、給与などを返上していなかった問題で、川勝知事は、24日の会見で「議会の理解が得られず返上を諦めていた」などと言い訳を繰り返しました。
(川勝知事)
「(不信任決議案は)否決されたが、極めて重く受けとめている、こうした事態を招いたことに対して、県民に深くお詫び申し上げます」
24日の定例会見でも改めて謝罪をした川勝知事。
2021年、参院補選の応援演説でのいわゆる「コシヒカリ発言」をめぐり、その年の12月の給与やボーナス、約440万円を返上する意向を示していたにも関わらず、実際には、返上していなかった問題。
7月12日の県議会で、川勝知事は「給与とボーナスを返上する」と改めて表明し、その後提出された「不信任決議案」は可決までわずか1票届かず、否決されました。
24日の会見で、給与などが未返上だった理由について、川勝知事は「議会の理解が得られないと考え、諦めていた」「県議会で話題に上り驚いた」などと苦しい言い訳を繰り返しました。
(川勝知事)
「諦めていたのは事実、様々な意見の中で給与返上が不適切発言の決着にならないと言われていた」「(県議会の)本会議が終わった後、常任委員会でこの件が浮上してきて、『(返上は)生きているのか』と思った」「常任委員会の中で話題になったことも報道で知った、驚いた」
その上で、今後、再び不適切発言があった場合は辞職する意向を改めて示しました。
(川勝知事)
「(これまで)間違いをすることはあったが、今後、間違いをして人様に迷惑をかければ辞職する」
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