熱海市の土石流災害をめぐり、静岡県が進めている行政対応の再検証について、当初予定していた県議会9月定例会での報告を見送る方針を固めたことが分かりました。
2021年に発生した熱海市の土石流災害をめぐり、県は、第三者委員会を設置し、盛り土に関する行政対応について検証しました。しかし、県議会の特別委員会から「検証が不十分」と提言されたことをうけ、7月から再検証を始めました。
県が設置した検証委員会は、第三者委員会で対象とならなかった、森林法や砂防法などを担当する職員で構成されています。
県によりますと、当初は県議会9月定例会で検証結果を報告する予定でしたが、検証作業が終わらないため、報告を見送る方針を固めたということです。
県の担当者は「確認事項が多岐にわたり時間を要している」と話しています。
この記事の動画はこちらから再生できます