29日午後2時ごろ、熱海駅前には人だかりが…多くの人のお目当ては…地元ファンらが待ち受ける中、熱海富士が姿を現しました。
そして、出迎えた熱海市の斉藤市長から花束を受け取り、九州場所での活躍を祝いました。
(熱海富士)
「先場所と今場所は優勝できなかったが、敢闘賞をとらせていただいて、本音を言えば優勝して(熱海)帰ってきたかったが、皆さんが温かく迎え入れてくれて本当にうれしい」
九州場所で、熱海富士は序盤から白星を重ね、優勝争いを繰り広げました。12日目には大関・豊昇龍と対戦。土俵際まで攻め込まれますが、逆転の突き落としを決めて勝利。大関戦で初白星をあげるなど、躍進しました。
九州場所で熱海富士は11勝4敗の成績で、惜しくも優勝は逃しましたが、二場所連続で敢闘賞を受賞。飛躍の場所となり、多くの相撲ファンを沸かせました。
そして29日、熱海駅前で行われた後援会主催のイベントには地元ファンなど約1000人が集まり、熱海富士の健闘に拍手や暖かい声援を送っていました。
(熱海富士)
Q:熱海に帰って来て一番何がしたい?
「温泉に入りたい」
「こんなに人が来てくださるとは思っていなかったので、うれしいですね。皆さん『おめでとう』と言ってくれたり『お帰り』と言ってくれたり、本当にもう熱海に帰ってこられて、皆さんが温かく迎え入れてくれてうれしかったです」
「熱海の皆さん、静岡の皆さん、全国のファンの皆さんの応援が、本当に自分の力になっているので、今回それを直接感じられてうれしいです」
「先場所は気がついたら本当に初めてのことばかりで、気付いたら優勝争いをしていた感じで、自分でも(気持ちが)追いついていない感じがしたが、今回は先場所よりは少し落ち着いて相撲が取れていたと思うので、それでも一番一番やった結果、落ち着いてリラックスして(相撲が)取れたと思います」
「どこが変わったとか自分でもよくわかっていなくて、根の部分は一年前とは変わってない気がして、一番一番取っていった結果がついてきて、こういう結果になっているのかなと思います」
「うちの伊勢ヶ浜部屋は本当に稽古する部屋なので、関取も多いですし、本当にいい稽古環境で、翠富士関とか横綱・照ノ富士関などに指導していただいて、本当にいい方ばかりなので、恵まれた部屋に入ったなと思います」
「来年(本場所が)1月に始まる、巡業も今週から始まるので、巡業に出てまた稽古をがんばって、また強くなって、1月みなさんにいい姿を見せられたらいいなと思います」
「本当に静岡県の皆さん、熱海市民の皆さんの応援が自分にも届いていて、きょうもこういうかたちで応援してくれるというのは、本当に伝わって、とても元気になりました。来場所もまた頑張っていい相撲を取って、皆さんが見てくれたら自分も頑張れるので、これからも応援していただけたらうれしいです」
来場所は幕内上位の番付が予想される熱海富士。地元の期待は早くも高まっています。
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