また、警察官が逮捕されました。静岡県警は、元交際相手に対し脅迫やストーカー行為をしたとして、清水警察署の交通課長を逮捕しました。県警の警察官が逮捕されるのは2023年に入り5人目です。
脅迫とストーカー規制法違反の疑いで逮捕されたのは、清水警察署の交通課長(53)です。県警によりますと、交通課長は、2023年7月中旬ごろから9月下旬ごろまでの間、元交際相手の30代女性に対し脅迫するメッセージを百数十回にわたり送った疑いなどが持たれています。
被害を受けた女性は9月に、ストーカー被害を受けていると警察に相談し県警は、交通課長に対しストーカー規制法に基づく「禁止命令」を出していました。
警察の調べに対し交通課長は「逮捕には納得できない」という趣旨の供述をしているということです。
(スタジオ解説)
2023年に入り県警の警察官が逮捕される事件が相次いでいます。
三島警察署刑事課の警部補が住居侵入と窃盗の疑いで、交通機動隊の白バイ隊員が窃盗の疑いで、裾野警察署地域課の警部補が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕され、その後、起訴されました。また、20代の警察官が、酒を飲んで警察官を殴った公務執行妨害の疑いで警視庁に逮捕されました。
そして、6日、清水警察署交通課長の男が脅迫とストーカー規制法違反の疑いで逮捕され、これで、警察官の逮捕は2023年に入り5人目。過去10年で最も多いということです。
県警の日吉知洋警務部長は「幹部職員が、このような事案を起こしたことは誠に遺憾であり、被害者と県民の皆様に深くお詫び申し上げます。事実関係を調査の上、厳正に対処してまいります」とコメントしています。