クマによる被害が全国で相次いでいる中、静岡・函南町で6日、クマが実際に街中に出た際の対処方法を学ぶ研修会が開かれました。
この研修会には、函南町や三島警察署、猟友会ら約20人が参加し、講師はクマの生態に詳しい野生動物保護管理事務所の奥村忠誠さんが務めました。
研修では、街中での麻酔銃の使用について、クマは衝撃で暴れ、人や家屋に危害を加える可能性があるので、“自由に動き回れる場合”の使用は適切ではなく、一方、納屋などにいて、“行動が制限されている場合”の使用が適切などと説明がありました。函南町では、クマが街中に出没した際に連絡系統や初動対応などを示す「マニュアル」を作成中で、担当者は「町民に危害が及ばないよう即座に対応できるようにしていきたい」と話していました。
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