7日も静岡県議会では川勝知事への厳しい追及が。質問に上がったのは知事の退職金について。「県の財政が悪化しているのに退職金を受け取るのか」と問われましたが、知事は明言を避けました。
現在4期目を務める川勝知事。2009年の知事選で「退職金ゼロ」を掲げて当選し、1期目はマニフェストのとおり退職金を受け取らなかったものの…2期目・3期目ともに、約4000万円の退職金を受け取っていたことがわかり、県議会などで波紋を呼んでいました。
7日の県議会では、無所属の桜井勝郎県議から退職金を受け取っていた理由を問われると…
(川勝知事)
「県民の皆様のご意見を反映する役割を担う静岡県特別職報酬等審議会において」「国の制度の比較など多角的な視点から議論の結果、退職手当を受けることとしたうえで与えられた職務を十分に果たし県民に対する成果を出していくことが望ましいという委員の意見を頂戴した」
川勝知事は「専門家の意見を尊重して退職金を受け取る判断をした」と説明しました。これに対し桜井県議は「初当選時よりも県の財政が悪化しているにも関わらず、退職金を受け取るのか」と改めて知事の考えを問いました。
(無所属 桜井 勝郎 県議)
「現在の県の財政状況は退職金を辞退した2009年当時よりも悪化している。その要因は知事の財政運営に問題がある、いわゆる放漫経営だったから」「それでも知事は退職金をもらおうとするのでしょうか?お答えください」
この質問に対し、川勝知事は「今後も県政の課題解決のために全力で取り組む」と答えましたが「4期目の退職金の受け取り」については明言を避けました。
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