自民党・安倍派の政治資金パーティをめぐる問題で収支報告書に記載のないキックバックを受けていたとみられる塩谷立座長が10日、報道陣への取材に応じました。
自民党の安倍派「清和政策研究会」のパーティー券をめぐっては安倍派幹部の松野博一官房長官、現在事務総長の高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長側らがいずれも直近5年間で1000万円を超える収支報告書に記載のないキックバックを受けていたとみられています。
また9日、関係者への取材で比例東海ブロック選出で静岡8区の塩谷立 座長側も収支報告書に記載のないキックバックを受けていたとみられることがわかりました。
こうした中、10日午後2時ごろ塩谷座長が浜松市内で取材に応じました。
(安倍派・塩谷座長)
「国民の皆様に政治不信を招いたこと心からお詫びを申し上げます。現在捜査が進んでいる。具体的な事実関係を把握するなかで適切に対応してまいりたい。今申し上げられることは以上でございます」
(記者)(キックバックについて)いま分からないということか?
(安倍派・塩谷座長)「現在精査中です。それぞれの捜査が進んでいるなかで具体的なことを申し上げられる段階ではない」
塩谷座長はキックバック疑惑や事務所の資金管理などについて「精査中」であると繰り返し答えました。
また、今後の安倍派の運営について「今回の問題に対して課題を精査し、再発防止や信頼回復をしていく」と話し、引き続き座長として派閥の運営を続ける考えを示しました。
この記事の動画はこちらから再生できます