11日、静岡地裁で開かれた袴田巌さんの再審=やり直し裁判の4回目公判が終わり、弁護団は会見で「証拠のねつ造について裁判所に認識してほしい」と話しました。
(弁護団 小川秀世 弁護士)
「事実がねつ造だから、ねつ造ということを裁判所にも皆さんにも認識していただきたかった」
袴田さん再審の4回目公判では最大の争点である犯行時の着衣とされる”5点の衣類”について弁護団が袴田さんのものでも犯行着衣でもなくねつ造されたものだと検察に真っ向から反論しました。
(弁護団 小川秀世 弁護士)
「ねつ造ということを頭において考えると、血痕の付着の状況の不自然さも説明できるし、この事件全体も考えていただけると、よくわかると裁判所には伝えたかった」
次回、5回目の再審公判は12月20日です。
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