ドラマで徳川家康役を演じた俳優の松本潤さんが、家康自ら手植えしたと伝えられるミカンを地元の子どもたちと一緒に収穫しました。その後、トークショーに参加した松本さんは“静岡への思い”も語りました。
17日、徳川家康の銅像に“一礼”して大勢のファンの前に現れたのは、俳優の松本潤さん。
ドラマで家康役を演じたことから、ゆかりのある駿府城公園を訪れ、俳優の小手伸也さんや地元の子どもたちとミカンを収穫しました。
実はこのミカン、家康が将軍を退き、駿府城に隠居した際に自ら手植えしたと伝えられていて、県の天然記念物に指定されています。
(松本潤さん)
「切ったことある?これは初めて?」
(参加した子ども)
「普段は入れない柵の中で、松本潤さんたちと一緒に家康公お手植えのミカンを収穫できていい経験になった」「かっこよかったです」
その様子を一目見ようと、駿府城公園には多くのファンの姿が。
(訪れたファン)
「見えました、かっこよかったです」
「静岡旅行で駿府城の銅像を撮りに来たら“松潤”が見られた」「コンサートより近かったのでうれしかったです」
その後、静岡市葵区で開かれたトークショーに参加した松本潤さん。家康が最期を迎えた駿府城がある静岡市への思いを語りました。
(松本潤さん)
「本当にいろいろな経験をさせていただきましたし、いろいろな思い出が詰まった1年になったなと思います。地元の皆さん、家康公にゆかりの地の皆さん、感謝申し上げます、ありがとうございました」
松本さんは、家康の母親役を演じた松嶋菜々子さん、家康の家臣を演じた小手伸也さん、家康の側室役の松本若菜さん、今川氏真役を演じた溝端淳平さんとともに、自らが演じた“家康像”を語りました。
(松本 潤 さん)
「人の生涯を演じるのは初めてだったので、チャレンジはたくさんあった。さみしい、悲しいという言葉もすごく似合うけれど、小さな幸せを最後の最後に手に入れられたというのが、今回の家康像なのかなと思いましたね」
一方、溝端さんが語ったのは「静岡まつり」について。2023年の大御所花見行列で今川氏真役として静岡市の中心街を練り歩いた思い出を振り返りました。
(溝端 淳平 さん)
「地元駿府の皆さん、静岡の皆さんが喜んでくださったのかなという感じがして、とても、やりがいを直に皆さんの声援で感じられた」
主催した静岡市によりますと、トークショーは1800人ほどの定員に対して5万3000人以上の応募があったということです。会場の外には徳川家の家紋を表現したフォトスポットも設けられ、県内外から来たファンが楽しんでいました。
(埼玉県から来た人)
「最初は松本潤さんだけだったのが、4人追加になりましたよね。期待は大きかったです」
(宮城県から来た人)
「かっこよかったです!本当に…かっこよかった」
(静岡市民)
「小学校で家康のことを勉強していたので、今回松本さんが演じてくれたので、興味はあった。歴史苦手なので歴史を学ぼうと思ったきっかけを作ってくれたのでうれしかった」
トークショーでは、地元の子どもたちからお茶やイチゴなど静岡の特産品が贈られ松本さんたちも笑顔に。松本さんは、静岡にゆかりがある徳川家康を演じた1年間をあらためて振り返りました。
(松本潤さん)
「いろいろなことを考え、いろいろなものを経験させてもらって、これからも残り続けるものがたくさん得られた時間になったと思います」