来シーズンから、プロ野球のファーム(2軍)リーグに参入するハヤテ223に入団が決まっている元横浜の池谷 蒼大投手らが、静岡・富士市で行われた野球教室に参加しました。子どもたちに野球の楽しさを伝えた選手たちは、新しい球団での活躍を誓いました。
先日、富士市で行われた野球教室には、約150人の小学生らが参加しました。野球教室には、静岡高校のOBで埼玉西武ライオンズの鈴木将平選手や、ハヤテ223への入団が決まっている元横浜DeNAベイスターズの池谷 蒼大投手、群馬大学医学部の竹内奎人投手らも参加し、子どもたちに、ボールの投げ方やバッティングについて熱く指導しました。
(元横浜DeNA 池谷 蒼大 投手)
「左にボールがいくように投げて右に行くと体が開いちゃうから、けがをしやすくなちゃうから」
子どもたちは憧れの選手からのアドバイスに熱心に耳を傾けていました。
2024年2月に医師の国家試験を控えている竹内投手。2023年、病院で実習中、この中学生のひじに異常があることに気付いたといいます。
(群馬大医学部 竹内奎人 投手)
「去年の11月に実習をさせてもらったときに、出身チームの子を健診させてもらった。その時に見つかった」
この日、中学生からひじが回復したことを伝えられた竹内投手は…
(群馬大医学部 竹内 奎人 投手)
「見つかってよかったというのと、今、野球を楽しんでできているというので本当に良かった」
野球教室では、子どもたちから池谷投手と竹内投手に質問する時間も設けられました。竹内投手からは医学部生らしい答えも…
(群馬大医学部 竹内 奎人 投手)
「ちょっと医学的な話をさせてもらうと、(小中学生のときは)体がどんどん成長していく時期。たくさん練習する事も大事だけど、しっかりごはん食べてしっかり睡眠とること、成長するのを自分で助けてあげることが一番大事だと思う」
池谷投手は「球速が早くなるためには?」という質問に対し、高校時代のエピソードを交えて答えました。
(元横浜DeNA 池谷 蒼大 投手)
「隣にいる竹内君は高校時代一緒に野球やっていたんだけど、ランニング大嫌いでした。僕は大好きでした。そしたら僕の方が球が速くなりました。ランニングは大事だと思ってる、走る練習も大事にしてほしい」
子どもたちに野球の楽しさを伝えた池谷投手と竹内投手は、ハヤテ223での活躍をあらためて誓いました。
(元横浜DeNA 池谷 蒼大 投手)
「野球教室がやれたことによって、小さな子供たちや小学生の元気な野球やっている姿を見て、とても勇気をもらえました。これからハヤテで野球をやっていくので、いい弾みになったのかなと思います。自分の長所、腕の振りだったり思い切りの良さだったりアピールしていけたらなと思います」
(群馬大医学部 竹内 奎人 投手)
「まだスタートラインにたっただけなので、これからは自分次第だと思う 身の引き締まる思い。静岡は自分を成長させてくれた場所でもあるので、まず第一に静岡のみなさんに応援されるような球団を目指して、そのなかで自分ができることを率先してやっていきたい」
2人が入団する「ハヤテ223」は20日に会見を開き、コーチ陣などを発表する予定です。
この記事の動画はこちらから再生できます