(訪れた人)
「めっちゃきれいじゃない、超きれい」
静岡県袋井市の同笠海岸で行われたイベント「NIGHT WAVE光の波プロジェクト」は、海岸侵食や津波の被害など沿岸部の負のイメージを払拭し、将来に向けた地域のにぎわい創出を目的に、袋井市が官民一体で開催したものです。
(参加者)
「夜の海は真っ暗で怖いイメージがあるが、イメージとは違いびっくりした」
「初めて見てすごくきれいで神秘的ですね」「雰囲気があって絵画的というか絵に描いたような色合い」
この幻想的な光景は、浜松市にある光技術の企業の開発で実現したもので、特殊なLEDによって波だけが照らし出されます。県内の海で実施されるのは、今回が初めてだということです。
( LEDを開発 パイフォトニクス 池田貴裕 代表取締役)
「(開催する)場所によって波の質が違う、繊細な波もあれば迫力のある波もある。この1つの波でさえ、同じ表現は2度とない。だから見ていても飽きない、ずっと見ていられる」
会場には多くの市民が訪れて、暗闇に青く輝く海を写真におさめるなどして楽しんでいました。現場を訪れていた袋井市の大場市長は…
(袋井市 大場市長)
「防潮堤ができて安全度は高まったが、少し遠くなってしまった海を取り戻そうと始まった。海の可能性を感じた。この演出をどう生かして楽しんでもらうか夢が広がる」
この光の波プロジェクト、現時点で次回開催は未定ですが、市ではこれからも季節や時間帯を変え、様々な海の魅力を発信することで、同笠海岸を拠点とした海のにぎわいづくりに繋げていきたいということです。
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