袴田巌さんの再審=やり直しの裁判の5回目の公判が12月20日、静岡地裁で開かれ、当初、犯行時の着衣とされていた袴田さんの「パジャマ」の証拠能力の有無などが審理されました。
1966年、旧清水市で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんの再審。5回目の公判で、検察側は、袴田さんのパジャマから血痕と混合油が検出されたことなどが、「犯人であることを裏付けている」と主張しました。
一方、弁護団は法廷にパジャマを展示し血痕と混合油が検出されたものの、肉眼でみえる血痕がなければ当時の技術では血液型鑑定はできず、「信用できない」と反論しました。
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