静岡・東伊豆町の熱川バナナワニ園で年末恒例の「ワニ池の大そうじ」が行われました。
熱川バナナワニ園では、世界のワニ15種100頭が飼育されていて、この大そうじは開園以来50年以上続く年末の風物詩になっています。26日は、13人の職員がワニの池に入り、体長3mほどのミシシッピーワニの背中をブラッシングしました。
飼育員の話では、ミシシッピーワニは比較的おとなしい性格だということですが、ベニヤ板を使ってワニの視界に入らないようにして、ブラシで1年の汚れを落としていました。
(来園者)
「ワニ気持ちよさそう」
Qそうじしてみたい?
「ちょっと怖いかな」
すっかりきれいになったワニは、新年を迎える準備を整えました。
一方、藤枝市岡部の大旅籠柏屋では、地元の小学生らが、昔の道具を使って大そうじをしました。
柏屋は江戸時代の街道の風情を今なお残す大旅籠。地元の小学生40人が参加し、電化製品のない時代のそうじを体験しました。
まずは、はたき作りから始まり、出来上がったはたきの使い方を教わりながら、障子や鴨居をきれいにしていきました。次に、山から採ってきたササを使って、軒下や蔵の壁の高いところの埃や煤を払ったりと、今とは違うそうじの仕方に四苦八苦していました。
(参加者)
「重いし結構大変だけれど、だんだん楽しくなってきた」「メッチャ大変。でもきれいになるのは気持ちいい」
そうじの後は、子どもたちが餅つきをして、新年を迎える準備を整えました。
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