暴力団の組員であることを隠して「浜松まつり」会場で露店を出店する権利をだまし取った疑いで、暴力団組長ら男女3人が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団六代目山口組二代目国領屋一家系組長の男(72)、その妻(69)と、露天商の男(53)の3人です。
警察によりますと、組長ら3人は、2023年5月に開催された「浜松まつり」で、暴力団員が経営する露店であることを隠して、まつりの実行委員会に虚偽の誓約書などを提出し、露店出店の権利をだまし取った疑いが持たれています。
3人が出店していた露店は、凧揚げ会場と御殿屋台会場で、計約30店にのぼります。
警察は、3人が過去の「浜松まつり」や別の祭りでも同様の行為を行っていたとみて、捜査を進める方針です。