袴田巌さんの再審、やり直しの裁判の7回目の公判が17日開かれ、犯行着衣とされた「5点の衣類」の血痕の色問題などについて弁護側が主張する方針。
1966年、旧清水市で一家4人が殺害された事件で袴田巌さんの死刑が確定したが、2023年10月から静岡地裁で再審が始まった。
17日の公判で弁護団は、犯行着衣とされた5点の衣類について、事件から1年2か月後に味噌タンクから発見されたものにしては不自然な色であるとして、生地の色や付着した血痕の色の変化の鑑定などをもとに、捏造されたものであると主張する方針。
また、弁護団は事件当時の取り調べの録音テープを法廷で流す予定で自白の強要などを明らかにする方針。
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