伊豆の国市のイチゴ狩り施設では12月、‟実の成長が遅れ”、初日のオープンを見送るハウスもありました。シーズンの最盛期を迎える中、現在、ハウスのイチゴはどうなっているのでしょうか?
イチゴの生産が盛んな静岡・伊豆の国市で、先週、品評会が行われました。色、つや、形の良い粒ぞろいのイチゴがずらり!品評会には134軒のイチゴ農家から、「紅ほっぺ」「きらぴ香」「章姫」の3品種163点が出品され、JAの職員らが、その出来栄えを審査しました。
(JAふじ伊豆 伊豆の国苺委員会 飯田 寿夫 委員長)
「日中晴天で、夜間は気温が比較的下がるので、品質的にもいいものができている」
伊豆の国市の「江間いちご狩りセンター」を訪れると…団体バスや多くの観光客が訪れ、賑わいを見せていました。
大きく実った真っ赤なイチゴ!!100個以上食べる人もいるそうです。
(観光客)
「おいしい」
「すごい甘くてジューシーでおいしいです」
「毎年来てます。この時季はイチゴ狩りがないと楽しみがない」
こちらでは12月15日からイチゴ狩りが始まりましたが、実は、90棟あるハウスの内、約半分で初日のオープンを見送っていたのです。
原因は10月になっても続いていた‟暑さ”…そのせいで、実を付ける花の成長が遅れ、オープン間近になっても実の成長が10日ほど遅れていたといいます。
現在の‟イチゴの状況”は…!?
(江間いちご狩り組合 伊奈 隆 組合長)
「1月に入ってから天気が良くて暖かい日が続いた、非常に大きくて甘いイチゴがたくさんできています」
暖冬により、例年と比べ粒が大きく甘いイチゴがたくさん実っているということです。「江間いちご狩りセンター」では、これから最盛期を迎え、2月、3月の団体の予約状況から、2023年の来場者4万人を上回る見込みだということです。
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