自民党派閥の政治資金をめぐる事件で、収支報告書に記載のないキックバックを受けていた安倍派の塩谷立座長と宮沢博行議員が、収支報告書を訂正しました。
自民党の政治資金をめぐる裏金事件を受け、安倍派の比例東海ブロック選出で静岡3区の宮沢博行議員は、過去3年間で、収支報告書に記載していない132万円の、キックバックを受けていたことを明らかにしています。
こうした中、宮沢議員は5日、自身が代表を務める資金管理団体「宮柱会」の政治資金収支報告書を訂正し、総務省に届け出ました。
宮沢議員の事務所によりますと、派閥からは2020年に58万円、2021年に42万円、2022年に32万円の収入があったことや、3年間で会合費や贈答品代などに、約31万円を使用したことを記載したということです。また、残りの100万円余りについては、2023年へ繰り越したということです。
一方、比例東海ブロック選出で静岡8区の塩谷立座長も、1月31日、自身が管理する団体の収支報告書を訂正をしました。
塩谷座長はこれまで、収支報告書に記載のないキックバックを過去5年で234万円受け取っていたことを明らかにしていて、今回訂正した収支報告書では、公表対象となっている2020年からの3年間で、派閥から196万円の収入があったことや、交通費や飲食代などに使用したことを記載しています。
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