9日、浜松市の中野市長は、就任後 初となる当初予算案を発表しました。一般会計で過去最大となっていて人口減少対策や子育て支援に力を入れています。
(浜松市 中野市長)
「人口減少の問題、まち、人、仕事の創生をより一段強力に進めなければいけない」「地方創生再スタート予算とでもいうんでしょうかね」
浜松市の2024年度の当初予算案は一般会見で3963億円と前年度より68億円増え4年連続で過去最大となりました。予算案で力を入れているものの一つが「人口減少対策」です。
(浜松市 中野市長)
「浜松で子どもが産まれなくなってきてしまっている。若者が浜松から外へ出て行ってしまう。この大きな二つを変えていかなければいけない。それが喫緊の課題」
子育てや教育に関しては…
①子どもの医療費無償化の対象を小学校入学前の6歳児まで拡大。
②第2子以降の保育料の無償や半額の対象者を拡大。
さらに新規事業として…
③出生数アップを目指し若者の出会いの機会をつくる結婚支援事業や
④生活困窮世帯の小学校高学年を対象に学習塾などの費用を支援。
⑤自宅にとどまっている不登校の児童や生徒の孤立を防ぐオンライン支援 などを組み込みました。
雇用の創出や人材の確保については…
①ICT企業の誘致を目指した戦略や情報収集を行う新規事業のほか
②大学生のUターン就職などを促進するため学生や企業向けの支援を拡充しました。
(浜松市 中野市長)
「出会い、結婚、妊娠、出産子育て、教育、さらには育った子供の就職一貫した切れ目のない支援が構築できたのではないかなと」
当初予算案は2月16日から始まる浜松市議会2月定例会で審議されます。
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