国の重要無形民俗文化財に指定されている静岡県牧之原市の伝統芸能「蛭ケ谷の田遊び」が2月10日、行われました。
牧之原市に古くから伝わる蛭ケ谷の田遊びは、毎年この時期に蛭児神社の境内に焚かれたかがり火だけの明かりで行われています。伝承の記録はないものの古くから伝わる仕草や歌などが貴重で国の重要無形民俗文化財に指定されています。前半は祭礼場所を清める演目から。綾笠をかぶった演じ手が音を立てずに四方を太刀などで清めていきます。そして後半は、1年の稲作の所作が再現されます。五穀豊穣や子孫繁栄の願いが込められた素朴な伝統芸能に多くの見物客がカメラを向けていました。
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