3連休の最終日、12日も静岡県内は暖かな晴天に恵まれ、県内の観光地は、多くの人でにぎわいました。中には、夜明け前に駐車場が満車になった場所も。一体なぜ?
まだ夜も明けぬ中、多くの人が押し寄せていた場所が…。
(三間 将一 カメラマン)
「現在午前6時20分です。まだ辺りは暗いですが多くの人が訪れています」
沼津市の水族館「あわしまマリンパーク」。早朝にもかかわらず駐車場は、すでに満車状態です。
「あわしまマリンパーク」は、1984年に開館し、アシカやイルカショーのほか、国内最大規模とされる「カエル館」が人気で長年多くの人に愛されてきましたが、施設の老朽化などを理由に1月、2月12日の3連休最終日をもって閉館することを発表。しかし、閉館の発表後、来館者数は、連日5~10倍に増え、入館を断る事態ともなったため、先週末、急遽2月25日までの閉館延期を決めたのです。
12日朝も早くからチケット売り場には長蛇の列が…。中には、13日の夜から並んだという県外からの客も…。
(千葉から来た人)
「千葉から来た」
Q:何時から並んでいる?
「夜中の11時に到着した」
開館から40年。それぞれの思い出を胸に、閉館を惜しんでいました。
(観光客)
「コツメカワウソのアラシくんを追いかけてきていて、きのう来たが入れなかったので、昨夜 泊まって けさ来た」
(観光客・元飼育員)
「なんとか残せるものなら残していただきたい」「最後 別れを惜しんで、くまなく見たいと思う。アシカに餌をあげたい」
(観光客)
「『ラブライブ!サンシャイン!!』で淡島を知って、何度も訪れた大事な所、やっぱり続けられるなら続けて欲しいと切実に思っている」
残り2週間、閉館を惜しむ人たちによる混雑は、これからも続いていきそうです。
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一方、「くふうハヤテベンチャーズ静岡」がキャンプを行う静岡市清水区の「ちゅ~るスタジアム清水」。親子連れなどの野球ファンが訪れました。練習前にはこんな一幕も…。
2月10日、35歳の誕生日を迎えた福田選手をサプライズでお祝いしました。
「ハッピバースデー秀平さん」
(くふうハヤテベンチャーズ静岡 福田 秀平 選手)
「ことし1年頑張りたいと思います」
12日から第4クールが始まった「くふうハヤテ」のキャンプ。開幕に向けて、より実践形式の練習が増える中、選手たちの姿を一目見ようと、観客席に集まったファンは、午前中だけで200人以上!
(観客)
「ホームランを打つ瞬間を見たい」
(観客)
「自分が野球すき。静岡に球団できるので(子どもたちに)興味もってもらえたら」「福田選手もプロの一流選手、間近に見られるのは楽しみ」
「くふうハヤテ」は
2月23日に、「ちゅ~るスタジアム清水」で、「オイシックス新潟」とのオープン戦初戦を迎えます。
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10日、多くの家族連れでにぎわっていたのは…。
(神奈川から来た観光客)
「グッド!」
「石垣いちご」で有名な静岡市久能地区のイチゴ狩り。この時期、旬を迎えたイチゴ狩りはベストシーズンで、この農園には、この日も約300人が訪れ、イチゴ狩りを楽しんでいました。
Q:食べてみてどうですか?
(東京から来た観光客)
「楽しい、こんな人気でびっくりした」「目の前が海で、イチゴも食べられて、すごいいいところ」
園内では、イチゴを使ったパフェやジュースを堪能する姿も。
(愛知から来た観光客)
「甘くておいしかった」
この農園でも、この3連休は、予約で一杯だったといいます。
(いちご狩りパーク&いちごカフェ 久能屋 川島 真由美さん)
「12月の後半からイチゴ狩りを始めているが、2月は平日も含めたくさんの方が来ている」「3世代など家族で来たり大きいグループになった。団体も多くなってきた」
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また、県内でにぎわっていた場所は他にも。
大勢の観光客が訪れていたのは、2月から開催されている「河津桜まつり」。11日の河津町は、午前中は雨がぱらつくあいにくの空模様でしたが、3連休の中日とあって、河津川沿いの遊歩道では桜のトンネルを散策したり、カメラを手に、思い思いの写真を撮る観光客でにぎわっていました。
沢田地区の高台に整備された見晴らし台では、散策を楽しみながら眼下に桜並木を見おろし、ゆっくりと過ごす人たちの姿も見られました。
(観光客)
「やっぱりきれい。もう少し後の方が良かった」
「毎年車で来ているが、いつも混んで駐車場が大変なので電車で来た」「あそこで見て、なんだここはと思って、わざわざ来てよかった、最高の見晴らし」
河津町観光協会によりますと、河津桜の見ごろは、来週となる見込みで、まつりは2月末まで開催されています。
県内各地でにぎわいをみせたこの3連休。多くの人が、思い思いの過ごし方で3連休を楽しんでいました。
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