2月29日、浜松市の中心街で車が暴走し、歩道の車止めに衝突する事故がありました。人通りの多い中心街であわや大惨事となることころでしたが、事故の瞬間をカメラがとらえていました。
これは、29日夕方、浜松市の中心街に設置されているライブカメラがとらえた事故の瞬間。
画面左から現れ、右折しようとしたシルバーの車が交差点でスピンするように一回転。
その後も加速しながら蛇行し、歩道にある車止めに突っ込みました。車が衝突したすぐそばには横断歩道もあり、信号を待つ歩行者の姿も。一歩間違えば、歩行者を巻き込んでいたかもしれません。
別のカメラには、事故を起こしたとみられる車が、直前にエンジンをふかす音も収録されていました。
事故の後、運転席から出てきた人物は車を降り、周辺の様子をうかがっていました。目撃者によると若い男性だったといいます。約15分後にはパトカーも到着しました。
事故が起きたのは、浜松駅に近い複合施設「ザザシティ浜松」に面する「鍛治町通り」で、普段から車の通行量や歩行者が多い浜松の中心街です。
(記者)
「近隣住民の話によると、事故の直前には激しく車のエンジンをふかす音が聞こえ、その後車が衝突していたということです」
現場近くの店の人は、中心街での車の暴走に恐怖を感じたと話します。
(事故を目撃した人)
「車のフロントは形がなく突っ込んだ感じでぐちゃぐちゃだった。乗っている人は(車から)出て呆然と立っていた。若い男性で、ひとりだった」「5メートルずれていれば横断歩道だった。待っている人もいただろうからゾッとする。「街中の安心安全を進める中の事故で、街中は怖いというイメージを持たれると嫌」
浜松の中心街であわや大惨事ともなった事故。警察では当時の状況を調べています。
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