物流の「2024年問題」を踏まえ、静岡・河津町では、特産の柑橘類について新たな物流網を開発し拡販に結び付けようと、トライアル輸送を行っています。
「Fly TO BE(飛べ)みかん!」と名付けられたこのトライアル事業は「富士山静岡空港」などを活用して、トラックドライバーの負担を軽減し、新たな物流網を築こうと行われています。産地から販売先まで少量品目の輸送を可能にすることが課題で、送り先になる北海道で販路の拡大を図る計画です。
2回目となる今回は、「JAふじ伊豆」の共選場から、ミカンの新品種「いずのはる」200ケース 1000㎏分を出荷する予定です。
(河津町企画調整課 渡邊 絢子 さん)
「北海道に伊豆のミカンが届く機会は少ないようで、(初回は)好評だった。伊豆の産地のものをもっと送ってほしいと言われた。」
担当者は、農作物の拡販で稼げる産業を育て、後継者不足の解消にもつながればと、新たな物流網の構築に期待していました。