3月15日に開幕する、プロ野球2軍のファームリーグに参入する「くふうハヤテベンチャーズ静岡」。7日、「広島」を破りNPB球団から初勝利を挙げました。
7日、本拠地の「ちゅ~るスタジアム清水」で行われた、2軍のオープン戦にあたる春季教育リーグ。「くふうハヤテ」は「広島」と対戦しました。
「くふうハヤテ」は1点を追う3回、ノーアウト満塁のチャンスにジェリソン・バスケス。走者一掃となるタイムリースリーベースを放ち、逆転に成功します。さらにキャプテン・高橋のタイムリーなど、打者一巡の猛攻で一挙6点を奪います。
(高橋 駿 選手)
「1打席目にチャンスで凡退したので悔しい気持ちもあった。そこはもう切り替えて次の打席に集中して臨めたので、いいかたちで打席に入れて結果的にいいかたちになってよかったと思います」
一方、投手陣は、先発・早川が5回途中まで1失点に抑える好投を見せます。しかし5回、フォアボールを与えツーアウト満塁のピンチを招くと、赤堀監督がマウンドへ。早川は、勝利投手の権利まであと1アウトの場面で、無念の交代となりました。それでも早川からマウンドを引き継いだ2番手・竹内がピンチを切り抜けました。
(早川 太貴 投手)
「もともと教育リーグなので球数は決められていた中村勝投手コーチが出てきたときに、次のバッターで代えるからと伝えられていたので、そこで抑えられなかったのは僕が悪かったかな」「開幕ではきょうより一段階上がったピッチングをして、ドラフトにかかるのが個人的な目標なのでそこに向けて少しずつ成長していきたい」
その後、「くふうハヤテ」は「広島」に3点を返されますが、リードを保って迎えた9回。村上が2つの三振を奪うなど無失点に抑え、6ー4で勝利。
「くふうハヤテ」はNPB球団を相手に、4試合目で待望の“初勝利”を挙げました。
(赤堀 元之 監督)
「本当にうれしいですね本当にピッチャーも頑張ってくれたし打線もうまくつながったきょうの勝利はよかったと思う。開幕戦もこういうかたちで点をとってピッチャーが抑えてやっていきたい。勝ってみんなで喜んでもらえるような野球をしていきたい。そうすればはファンの人もたくさん見に来て応援しに来てくれる。チーム一丸となってやっていきたい」
「くふうハヤテ」は9日から教育リーグを4試合戦い、3月15日に「ちゅ~るスタジアム清水」で「オリックス」との開幕戦を迎えます。