東日本大震災から3月11日で13年。津波で家族を失った親子が浜松市中央区で10日、当時を振り返って語るイベントが行われました。
語り部として参加したのは宮城県石巻市出身で、津波で両親を亡くした高橋匡美さんと、息子の千葉颯丸さんの2人です。高橋さんは2015年3月から石巻市を拠点に「命のかたりべ」としてこれまで300回以上活動を行い、震災の教訓を広めています。高橋さんは地震直後の写真を使って津波や火災の恐ろしさを説明し、地震を人ごととせず日ごろから家族間で避難について考えておくことが大切だと訴えました。また、息子の千葉さんは悲しみをどう乗り越えたのか語りました。このイベントは宮城県が助成して行われたもので県内で開かれたのはこれが6回目です。
この記事の動画はこちらから再生できます