土石流で被災した静岡・熱海市の伊豆山地区に市内で活動するリノベーションスクールのメンバーが集まり、被災した製麺所の活用方法について、話し合いました。
2021年、熱海市伊豆山で発生した土石流をめぐっては、避難した132世帯のうち、2023年9月に解除された警戒区域の中にある自宅に戻ったのは、わずか18世帯にとどまっています。
こうした中、20日、伊豆山の復興を後押ししようと熱海市内で活動するリノベーションスクールのメンバーが土石流で被災した製麺所を訪問し、今後の活用について話し合いました。メンバーらは工場内にシェアスペースを設けて、物品販売や展示スペースとして使ったり、工場周辺の土地で農業体験ができるスペースをつくる案などを出しました。
(参加したメンバー)
「若い人が来てもらえるような新しく話題になることをやって、仲間になる人が増えていけば」
(土石流で製麺所が被災 中島 秀人さん)
「少しでも時計の針を動かしたいという思いがある。ここを起点にこれから先の伊豆山の未来を発信できたらいい」
この市民グループは、今後も 被災者らと連携し製麺所の活用方法について議論を進めていくということです。
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