29日の静岡県内は大気の状態が不安定で、県中部や伊豆などで大雨警報がでるなど広い範囲で大雨となりました。
(川口記者)
「こちら静岡駅前ですが、傘をさしていても、濡れてしまう程の雨が降っています。ときおり風が強く吹いてきて傘が飛ばされそうになるほどです」
気象台によりますと、低気圧などの影響で大気の状態が非常に不安定となり、県内の広い範囲に大雨警報、伊豆南に暴風警報が出されました。24時間降水量が、伊豆市天城山で375ミリ、藤枝市高根山で226ミリなどとなり、県内6地点で3月の観測史上最大となっています。
また、伊東市の一部地域と南伊豆町全域で避難指示が、東伊豆町と松崎町に高齢者等避難の情報が出されていましたが、現在はすべて解除されています。
この雨の影響で、東海道線の熱海ー沼津間などで運転を見合わせていましたが、現在は運転を再開しています。
雨や風の影響はこんなところにも・・
(田口記者)
「風の影響でしょうか、マンションの足場が崩れ、解体作業が行われています」
静岡市駿河区中原のマンションでは、工事用の足場が風の影響で崩れ、電線に倒れ掛かるなどしましたが、けが人はいなかったということです。
一方、藤枝市岡部町野田沢では、雨の影響で土砂が崩れ川に流れ込み、付近の2世帯4人が避難しましたが、人や家屋への被害の報告は入っていないということです。
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