自民党静岡県連からの推薦が内定した元副知事の大村慎一氏は、市民との対話集会に臨みました。市民有志の支援団体も発足し、指示の輪が広がりつつあるようです。
18日、元副知事の大村慎一氏に推薦を内定した自民党県連。その正式決定に先立ち、かねてから大村氏を推していた静岡市の自民党市議団は、19日、市議団としての推薦状と清水、由比、蒲原の各支部の推薦状を手渡し、大村氏の推薦を正式決定しました。
「がんばろう」
大村氏への支持を早くから鮮明にしていた自民党静岡市議団。大村氏を推薦する理由について、「各市町との対話を重視した政策」や「東・中・西に偏りがない“オール静岡”で県政の立て直す姿勢」を評価したということです。
(大村 慎一 元副知事)
「きょうまた静岡の支部から推薦状をいただいたということで、いよいよ選挙戦が本格的に始まったなという思いで決意を新たにした」「(推薦状の)重みを感じています、身の引き締まる思い」
その後、大村氏は静岡市内のホテルで開かれた自民党静岡支部の総務会を訪問。総務会では大村氏に推薦状が手渡され、静岡市内の自民党の計4支部からの推薦が正式に決定しました。
(自民党静岡市議団 鈴木 和彦 会長)
「防災関連をずいぶんやってきた人だから実績もある。新型コロナ対策ではずいぶん助けられたし、それは危機管理の中では大事なことそれを含めて、国とのパイプもいま(静岡県は)まったくありません」「やっぱりそこから立て直していくのが大事なこと」
計5つの推薦状を受け取った大村氏。報道陣の取材に対し、新たな政策を掲げました。
(大村 慎一 元副知事)
「この場でいうのもアレですが」「現在、静岡市は第2子まで 無償化になっている」「こ れは静岡県内ですと、まだ全県 ではないので、私は政策の10 +の基本政策の中でも、子育て 支援を積極的に取り組む、総合 的に取り組む。その一つとして このお子さんの幼児教育の無償 化について、第2子まで無償化 できるように、取り組んでいき たいと思います」
また、大村氏は19日 午後、支援団体が主催した意見交換会に出席。県内の経営者や福祉関係者など25人が集まる中、県政の課題である「人口減少」や「産業」などについて意見を交わしました。
(大学院生)
「いま梅ヶ島は温泉が出るので観光業は盛んだが現状として農業や林業が従事者が減ってきている」「これからの中山間地域のビジョンを一緒に示せるようにしていきたい」
(大村 慎一 元副知事)
「地域活性化の仕事をしていたので過疎対策をテーマにやってきた」「具体的なフィールドワークじゃないですけれど、一緒に勉強させていただきたい」
(参加者・福祉関係者)
「大学の段階で静岡から出てしまう子供が多いのが問題なのかなと思う、東京まで1時間、立地的には静岡県とてもいいが、戻ってこない人が多い、ぜひ教育に力を入れていただいて、静岡でもとどまっていただける若い人たちを増やしてほしい」
(参加者・女性)
「難波市長さんとはお親しいですかね?」
(大村 慎一 元副知事)
「そこはですね、前の県政とは相当違うと思います」「よく存じていて副知事をやった同士」「問題なく円滑ということは保証したいと思います」「携帯電話もすでに交換しています」
また、意見交換会の後に、大村さんを支援する「オール静岡の会」という団体が発足会見を開催。
“短期決戦”の知事選に向けた動きは、少しずつ広がりを見せはじめています。
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