自民党の派閥による裏金事件をめぐり離党勧告処分が確定した塩谷立衆院議員が、23日 午後離党届を提出しました。今後は無所属で議員活動を続ける方針です。
23日、浜松市に姿を見せた比例東海ブロック選出で静岡8区の塩谷立衆院議員。会合には支援者や県議・市議らが出席しました。
(西尾 拓哉 記者)
「いま 塩谷議員の支援者らがこちらで会合を行っています。塩谷議員本人が出席し離党について説明しているものとみられます」
安倍派の座長だった塩谷議員は、派閥の裏金事件をめぐり自民党から離党勧告処分を受けましたが、これを不服として再審査を請求。しかし「相当の理由が認められない」として却下され、25日までに離党届を提出しなければ除名される見通しとなっていました。
出席者によりますと塩谷議員は会合で「離党勧告を受け入れる」考えを示しましたが自らの進退については明らかにしなかったということです。
(中沢 公彦 県議)
「党から受けた処分に対して再審も受け入れられなかった。それに対しての説明ですね」
(高林 修 浜松市議)
「とりあえず除名処分は嫌だからそこはある。離党勧告は受け入れる。今後の話もはっきりしなかった」
そして、23日 午後3時ごろ塩谷議員の秘書が東京の自民党本部を訪れ、離党届を提出しました。秘書は足早に党本部を後にし、報道陣の問いかけには応じませんでした。
そして、23日 夕方、塩谷議員が経緯を説明しました。
(塩谷 立 衆院議員)
「事実に基づいた公平公正な判断がなされないまま、今回の決定がなされたことは遺憾に思うが、党としての決定なので離党届を提出しました。今後は無所属の議員として、国のため地域のため 国民のために努力をしていく」
この記事の動画はこちらから再生できます