工事代金を水増し請求し静岡市のザ・トーカイから現金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われている元社員の男の初公判が26日開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、被告の元社員の男は、下請け業者への工事の発注業務を担当していた2020年、工事代金を水増し請求し約539万円をだまし取った詐欺の罪に問われています。26日行われた初公判で元社員の男は起訴内容を認めました。検察側は「少なくとも2018年ごろからだまし取るようになり自動車の購入費などに充てていた」などと指摘しました。
TOKAIホールディングスによりますと元社員の男の犯行による被害金額は、約1億7000万円に上るということで検察は来月中にも追起訴する方針を明らかにしました。次回の公判は6月21日に行われる予定です。