ゴールデンウィークにつきものの交通渋滞。なるべく渋滞を回避、または巻き込まれないようにするにはどうしたら良いのでしょうか?高速道路などを管理・運営するネクスコ中日本の専門家に聞きました。
高速道路の管理会社では、ホームページでゴールデンウィーク期間中の渋滞予想を公開しています。渋滞予想ガイドでは渋滞発生の予測時間や渋滞の長さ、通過時間が表示されているので、自分が利用する道路の状態を予測することができます。その渋滞予想ガイドを見てみると…
あす、5月3日の静岡県内の東名、新東名では大きな渋滞は予測されていません。しかし、県外の東名高速 下り線では2日 夜から大きな渋滞が予想されていて、神奈川県の秦野中井ICを先頭に2日の午後8時から3日の午後5時までの間に最大で45キロの渋滞が発生、渋滞通過時間は最大で約110分とみられています。
一方、帰宅ラッシュのピークは5日と予想されていて、東名高速上り線では神奈川県の綾瀬スマートIC付近を先頭に最大30キロの渋滞が予測されています。こうした渋滞をうまく回避する方法はあるのでしょうか?
NEXCO中日本で高速道路の渋滞を予想しているドライブアドバイザーの大竹智貴さんは「出発時間をずらす」ことが渋滞回避には効果的だと話します。
(NEXCO中日本 ドライブアドバイザー 大竹 智貴さん)
「まずは(HPで)渋滞予測を見ていただいて、渋滞する日時を避けていただく事が一番のポイントになります」「事前に予定を組まれていると思いますので、直近になってくれば来るほど(出発)時間をずらしていただくのがポイントになるかなと」「渋滞のピークの時間帯を前後に避けていただければいいと思っていますので、早く動ける方は早い時間に。早くいくのが難しい方は後ろの方にというふうにずらしていただくように考えています」
そもそも、渋滞が発生する原因は何なのでしょうか。
(NEXCO中日本 ドライブアドバイザー 大竹 智貴さん)
「ブレーキを踏むというのが渋滞発生の元になってくるので、下り坂から上り坂にかわるサグという箇所だったり、上り坂の箇所が渋滞が起こりやすいポイントです。トンネルの手前の所でブレーキを踏んでしまっつて、というところが2点目。インターチェンジやジャンクションの合流の所で、車線が減るという所で渋滞が発生する。インターを出た先の所で、一般道からの渋滞が伸びてきてというのが主な渋滞になります」
3日からゴールデンウィーク後半。車でお出かけの際は交通情報を細かく確認してなるべく渋滞をさけ、安全運転を心がけることが重要になります。
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