派閥による裏金事件で離党勧告処分が確定し、4月、自民党を離党した塩谷立衆院議員が8日、地元の支援者に向けた会合を開きました。無所属となった塩谷議員。今後の進退について語ったこととは?
8日、地元・浜松市で会合を開いた比例東海ブロック選出で静岡8区の塩谷立衆院議員。支援者に今後の活動について説明しました。
安倍派の座長だった塩谷議員は4月、派閥の裏金事件をめぐり自民党から受けた離党勧告処分を不服として再審査を請求。しかし請求が却下されたため離党届を提出し、無所属で議員活動を続ける考えを示していました。
ゴールデンウィーク、「浜松まつり」の会場に塩谷議員の姿がありました。各町の陣屋に配ったのは“新しい名刺”です。
(塩谷議員)
「またよろしく。どうもありがとうございます」
「天気が良くて良かった」
(市民)
「雨降って地固まるですよ。今しんどいかもしれないですが」
自民党という看板が使えなくなり無所属で再出発した塩谷議員。
2024年の「浜松まつり」で解禁された“お酒”を飲んで市民と交流する姿も…
(記者)
Q.「どういった理由でここに?」
(塩谷議員)
「もちろん。毎年のまつりですから」
(記者)
Q.「きょうはどうやって楽しむ?」
(塩谷議員)
「まつりなので大いに…」
一方、自民党を離党し浜松市にある塩谷議員の事務所にも変化が…
(西尾 拓哉 記者)
「事務所の前に張られている塩谷議員のポスターです。無所属となり自民党と書かれた文字の上からテープが張られています」
自民党の街宣カーは置かれていましたが、ポスターや看板から自民党の文字は消えていました。8日の会合で塩谷議員は「離党勧告を受けるような裏金づくりを主導したことはない」と訴え、支援者に理解を求めたということです。
(塩谷議員)
「悪者のレッテルを張られているので逆風です。裏金づくりを画策したり指導したりしたことはありません。事実を語っているだけです。そういうことを明確に話をして理解していただくしかないと思っているし、今までの政治実績を踏まえてしっかり地元のためにも努力してまいりたい」
また、次の衆院選については…
(塩谷議員)
「活動している以上、出る覚悟でやりますが、無所属で出馬ということは大変難しい、厳しい、しかも逆風でありますから、それをいかに乗り越えられるかということですよね」
無所属で出馬したい考えを明らかにし、今後 有権者に理解を求めていくと話しました。
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