伊豆半島沖地震から50年がたった5月9日、静岡・南伊豆町の中木地区では50回目の慰霊祭が行われました。慰霊祭は今回で最後となります。
伊豆半島沖地震は1974年5月9日、石廊崎沖を震源に最大震度5を記録したものです。南伊豆町で最も被害が大きかった中木地区では、山崩れによって、27人の尊い命が奪われました。
発生時刻の午前8時33分町の防災無線からサイレンが鳴り、慰霊祭の参加者らは一斉に黙とうを捧げました。9日の慰霊祭は、南伊豆町と中木区の共催で行われ、岡部町長や遺族、区民など100人ほどが出席し慰霊碑に花を手向けました。
慰霊祭の最後には、陸上自衛隊板妻駐屯地第34普通科連隊がラッパによる礼拝を行い、50回目の命日に最後の慰霊祭を締めくくりました。
この記事の動画はこちらから再生できます