静岡県内は前線に暖かく湿った空気が流れ込み広い範囲で大雨となりました。雨のピークは過ぎましたが引き続き注意が必要です。
前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、13日 未明から昼ごろにかけ、県内各地で非常に強い雨が降りました。
(坂井 太一 記者)
「午前7時過ぎ、沼津駅前です。雨風が急に強くなってきました。傘を両手で持ち雨、風をしのいでいるようです」
この大雨で、県内多くの地域に大雨注意報が発表されました。大雨は通勤・通学の時間帯を直撃。大きな影響はなかったものの、駅の利用客は万全な対策をしていました。
(専門学校生)
「早起きして来ました」「靴下履いてないんですよ、絶対濡れちゃうので靴もびちょびちょです」
(大学生)
「最近で見た中で一番強くてびっくりしました」「替えの服を持ってきました。運動着で半袖をもってきた濡れたら嫌だなと思ったので」
(通勤客)
「雨すごそうだったので早めに出てきました」「きのうの段階から気分的にも落ちていましたね」
大雨の影響は浜松市内にも。
(西尾 拓哉 記者)
「午前9時半の浜松市内です。時折強い雨が地面を叩きつけています。車が水しぶきをあげて走っているのがわかります」
気象台によりますと、降り始めからの総雨量は伊豆市天城山で195.5mm、藤枝市高根山で129.5mm、静岡空港(牧之原市)で126.5mm、静岡市駿河区で126mm、菊川市で121mmを観測しています。通勤・通学の時間帯を直撃した大雨でしたが、JR東海によりますと鉄道への影響はなかったということです。
御殿場市深沢の国道138号では、午前11時過ぎ、大雨や風の影響で木が倒れて道路の片側をふさぎ、一時 片側の通行が規制されました。倒木は2時間ほどで撤去され、現在、規制は解除されています。
気象台は、雨のピークは過ぎたものの、引き続き土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に注意するよう呼び掛けています。
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