15日未明、静岡・焼津市で男性が海に落ちて死亡した事故で警察は男性を海に投げ入れ死亡させた疑いで男2人を逮捕・送検しました。10人ほどで集まっていたという友人グループで何があったのでしょうか。
(記者リポート)
「焼津市の事件現場には花が手向けられています」「被害者は男2人に海に投げ入れられたということです」
この事件は、15日 午前0時ごろ、焼津市鰯ケ島の岸壁で静岡市葵区に住む20歳男性が海に落ちて死亡したもので、16日、警察は男性を海に投げ入れ死亡させたとして、焼津市に住む解体作業員の20歳の男と、藤枝市に住む解体作業員21歳の男を傷害致死の疑いで送検しました。
警察によりますと男性の遺体に外傷はなく死因は捜査中だということです。2人の認否については明らかにしていません。現場は釣りスポットとして知られる公園の一角です。釣り人に話を聞くと…。
(釣り人)
「ここで海に落とす…あまり考えにくいですね、ふざけて若い人たちが夏場だったら落とすこともあるかもだけれど、結構外灯がなくて暗いんですよ(海に)落ちるとたぶんわからないと思う」
そして、夜になると若者が集まる場所でもあるといいます。
(若者)
「夜だったら友達とちょっと話そうぜと言って海岸に来て話したりとか」
被害者の男性の友人によりますと男性は、友達思いで優しく明るい性格だったといいます。また、事件当時現場で何が起きたのか少しづつわかってきました。警察によりますと男性と容疑者らは当時、SNSなどを通じて集まった10人ほどの男女と共に仲間の誕生日を祝っていたといいます。そして、午前0時20分ごろ「友人がおぼれている姿が見えない」とそのメンバーの一人が警察に通報しました。その後の調べで友人らから容疑者の男2人が「投げ入れた」という目撃情報が発覚。2人の犯行が明らかとなり逮捕に至りました。警察は仲間同士で悪ふざけをする中で死に至った可能性があるとみて捜査を進めています。