(長谷部 誠 選手)
「今シーズン限りで引退します」
4月、ドイツ1部リーグでプレーする元日本代表・長谷部誠選手が今シーズン限りでの現役引退を発表しました。
そして24日、東京都内のホテルで日本のファンに向けて引退会見を開き、今の心境を語りました。
(長谷部 誠 選手)
「先週末に現役最後の試合が終わった。(引退を)頭では理解しようとしている。ただ、自分の体が今すぐにでもボールを蹴りたいとうずいてる。
長谷部選手は、藤枝東高校卒業後の2002年、浦和レッズでプロデビュー。
2年目から主力に定着し、Jリーグ優勝などを果たすと、2008年からはドイツ1部リーグに活躍の場を移し、2009年には日本人として31年ぶりとなるリーグ優勝に貢献。
また、日本代表としても、キャプテンとして、ワールカップに3大会連続で出場するなど、日本代表歴代7位の通算114試合に出場しました。
長谷部選手は22年間にわたる現役生活をこう振り返りました
(長谷部 誠選手)
「ドイツにわたってから、2008年からクラブと日本代表の両立という部分で、正直 苦しんだというか、しんどかったと思う10年間でした。苦しかった期間だったからこそ、一番、人としても成長できた時期。日本代表を退いてから、 アイントラハトでの今日までの日々、ここが一番純粋にサッカー選手として純粋にサッカーを楽しんでいた」
そして、質問は出身地である藤枝時代の話に。長谷部選手が、若かりしころ学んだこととは?
(長谷部 誠選手)
「サッカーどころ静岡で自分が生まれ育って、いま世界でプレーできるようになっている。自分の根底には、静岡・藤枝で培われたものが芯としてあるので、そういうものは、これから先も生きていく」
サッカーとともに歩んできた長谷部選手。
その原点ともいえる藤枝東高校時代、将来についてこう語っていました。
(藤枝東高校時代の 長谷部選手)
Q.いつごろからJ1でやろうという気持ちになった?
「話があったのはインターハイの県大会が終わったくらいで、その時はまだ大学に進もうと思っていた。」
「やっぱり全国で自分のプレーが通用したと思ったので、これでもっと高いレベルでやりたい」
高校時代からの夢を叶えた長谷部選手。
次なる夢に向けて新たなスタートを切りました。