元交際相手の女性にストーカー行為を繰り返したとして、ストーカー規制法違反の罪などに問われている元県警幹部の男の裁判で、静岡地裁は30日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、清水警察署の元交通課長の男(54)です。
被告は、去年7月からおよそ2か月間、元交際相手の30代女性に対し「LINE」などで95回にわたりメッセージを送り、「連絡しなければ告発するので逮捕される」などと脅迫したとして、ストーカー規制法違反と脅迫の罪に問われました。
30日の判決公判で、静岡地裁の益子元暢裁判官は「犯行態様は非常に執拗で卑劣。話し合いがしたかったという動機は自己中心的で身勝手な行為」などと指摘し、被告に懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。