リニア工事での岐阜県の水枯れ問題を巡り、31日、静岡県がJR東海に対しボーリング調査に関する対応などを文書で求めました。
リニア中央新幹線のトンネル掘削工事を進めている岐阜・瑞浪市では、共同水源やため池、井戸14か所の水位が低下し、一部が枯渇して使用できなくなっています。一方で、静岡工区を巡っては、川勝前知事が懸念を表明していた山梨県から県境に向けてのボーリング調査が5月20日に再開されています。
県でリニア問題を担当する森副知事は、31日、JR東海に対し「岐阜県の水枯れ問題についての詳細や対応状況」「今後のボーリング調査に関する対応」について文書で説明を求めました。
森副知事は文書の中で、「岐阜県の事象を踏まえ、これまで専門部会で提示されたリスク管理の有効性を再確認し、必要に応じて追加の措置を検討していただく必要がある」とコメントしています。