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【直撃】鈴木康友知事が描く県政運営の構想に衆議院議員時代初当選同期・津川祥吾アンカーが迫る(静岡)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2024年6月3日 18時50分

5月31日 金曜日、津川アンカーは衆院議員時代の初当選同期、鈴木康友知事を直撃!今後の県政運営について、鈴木知事が描く構想に迫りました。

(津川アンカー)

就任からきょうで3日目ということですけども、県庁での仕事の印象をまず伺いたいんですがどうですか

(鈴木知事)

そう ですね、もうとにかくもう一気にスタートしたって感じなんで、今もう本当に毎日いろんな県政のレクを聞いてるとこなんで はいまその中でま今までの自分の経験が生かせそうなことも色々感じるんですね、新しい県政の課題や取組み状況、理解が深まってきているし、もう怒涛のごとくスタートしたって感じです。

(津川アンカー)

そうですね、何か課題があったらそこで止まるのではなくて、その1つい1つ、こう解決しながら前に 進めていく、これを新しい行政をやるんだとおっしゃっていて、我々のようなその 民間の小さな会社ですけど、経営者にとっ ては非常に腑に落ちるところがあり まして、行政が慎重であるべきっていうのもよくわかるんですけど、ただやっぱりそこは市長さんあるいは県知事さんそういったその政治家っていうのは、もっとどんどん前に進めていくというですね、そういう力が必要なので、そういう新しい 行政をやっていただけるんだなっていう感じはすごく期待をしたんですが。

(鈴木知事)

市長の時にもそういうスタンスで仕事してきましたし、もう就任式の時に、私の初心の中で、そのことを県の職員の 皆さんにもしっかり伝えたので、もう前例主義や役職の常識に縛らることはやめて、時代が大きく 変化してる中でどんどん新しいことにチャレンジしていきましょうということをメッセージとしてお話しましたし、実際色々レクチャーを受けている中で、そういう規制を打ち破って例えば土地の規制を破ってどんどん企業誘致をやってこうとか、色々そういう話もですね今もう職員の皆さんとも始まってます。

(津川アンカー)

公約の中で「幸福度ナンバーワン」っていうのをずっとおっしゃっ ていましたよね。この「幸福度ナンバーワン」って国連などでも言ってますけど、どの 指標数値を使っておっしゃってるのか?

(鈴木知事)

実は国も「ウェルビーング」という指標を今取り組み始めてまして。

(津川アンカー)

今、何位なんですか?

(鈴木知事)

よくわからないんですよね。

(津川アンカー)

これは本当に数値が出るのでしょうか?

(鈴木知事)

「ウェルビーイング指標」っていうのはランキング をつけるものじゃありまんよと、比較をしてランクをするもんじゃなくて…。

(津川アンカー)

県民の実感としてはえどう感じるのかなあと思ったのですけれど。

(鈴木知事)

どういう形にすれば、日本一なのかというのを考えていかなきゃいけないですけども。

(津川アンカー)

例えば、ことしどのくらいで、来年どのくらいで、その次どのくらいでと…例えば、ことしに ついてはもう指標を出されるということでしょうかね。

そして、話は選挙期間中に訴えていた東部での医学部新設について。東部での出陣式で鈴木知事は、「医学部新設」に強い意志を示していました。

(5月9日 選挙出陣式・鈴木知事)

「私は東部地域に医学部医大を誘致したい」「これは不可能ではない既にあても少しある。私が知事になれば先頭に立って東部に医学部医大を誘致したい思う」

しかし、知事就任後の会見では、「医学部の新設はハードルが高い」と突然のトーンダウン。この真意について聞きました。

(津川アンカー)

選挙期間中ですが、東部に医学部 を誘致するという政策を(急に声が大きくなりましたけど)政策を訴えていましたけども、ちょっとトーンダウンしたんじゃないですかという話です。

(鈴木知事)

トーンダウンしました。

(津川アンカー)

トーンダウンしたんですか?どうしてですか?

(鈴木知事)

これ一朝一夕にできるものではないし、かなり難しいということも分かりましたんで、まず国が認めない。

(津川アンカー)

新設は認めない、ですからこう誘致っていうから、どこかから…

(鈴木知事)

誘致も色々探っていくと結構ハードル高いですね。だから、すぐにやれる政策っていうと、やっぱり今の制度を拡充して、医学奨学金みたいなものをね、東部枠を作って…そっちの方がよっぽど政策効果高いので。

(津川アンカー)

それはもちろん、ぜひやっていただきたいんですけど…。

(鈴木知事)

やめたわけじゃないですよ!

鈴木知事は、「撤回ではない」と何度も否定。長期的な目標として、医学部新設を検討していく考えを示しました。

(津川アンカー)

医学部、医大は…どんな感じですか?

( 鈴木知事)

いやわからないです、いまだ全然その具体的に着手をしてませんので…。

( 鈴木知事)

ちょっとある人からアドバイスを受けたもので、その期間中そのアドバイスを受けただけなんで、何にも私自身が調査したりチェックをしてるものではないんで、これはそれこれからちょっとその可能性も調べていかなければいけませんけれども、結構 ハードルが高いということはいろんなところからの意見で分かりましたので、それは柔軟に変えていかないと…政治っていうのはそういうものですから。

(津川アンカー)

そうですけど、私も政治やってましたので、そこはよくわかりますが…。

(鈴木知事)

もちろん目標としてはありますけども、だから短期の目標と長期の目標とがありますんで、ただ今の時点で、いつ 、どういう形でやるんだってことはとても 申し上げられないということです。

(津川アンカー)

それが難しいってことは、多分、県民の方々もかなりの方ご存知ですよね。知事も当然ご存知の上で、でもやるんだと、今やらなきゃいけないんだっていうこと。

(鈴木知事)

もちろん、ですからそれはちゃんとやってき ますけれども、今、直近、困ってるのは本当に、お医者さんをどういう風に増やすかとか、限られた医療資源をどうやって連携さ せながら機能アップしてくとか、そっちの方が実はですねすごく大事なことなんで、当然、長期短期の目標はありますので、そこは必ずちゃんと…旗は降ろしているわけではない。誤解しないでください。

(津川アンカー)

例えば病院ということでいっても、例えば東部、例えば沼津、三島はまだあるけれども…。

(鈴木知事)

まだ、そういう具体的なことをしゃべれる状態ではありませんので、また改めてそれは。

そういうことが言える時期がくれば。今、この時点、3日で、とてもしゃべれる状態ではないと。

続いては、知事選の争点の一つで県民からの関心も高いリニア問題について。

6月4日、国交省の斉藤大臣と面会する鈴木知事。一体どのような話をするのでしょうか?

(津川アンカー)

国交大臣にお会いなるということですが、ここで何どんなお話をされるのでしょうか?

(鈴木知事)

まずご挨拶 なんで、斉藤さんは私昔からよく存じているので、1つはちゃんと国として JR東海にしっかりと国として指導もしていただきたいと思うし、会議もできますので、その行司役っていうんですかね、国がしっかりその調整役として機能していただきたいとか、その辺のことはお話ししたいなと思っています。

(津川アンカー)

(JR東海)社長との会見っていうのは予定入っていますか?

(鈴木知事)

近々入っていると思います。最初ですからね。

(津川アンカー)

当然JR東海としては、なるべく早く着工したいという話になってくると思いますが、そこに対しては知事としては?

(鈴木知事)

これはもう前から言った ように、ちゃんと今の課題をクリアをすることが前提条件となりますので、整理をして、今3分野の28項目という形で整理し直したものがありますから、それをお 互い協力しながら解決していきましょうというお話し合になると思います 。

鈴木知事は、リニア問題の解決に向けて、国・JR東海、県・大井川流域市町の4者の連携強化が重要だと話しています。この発言に対し、島田市の染谷市長は、4者が一堂に会する場の実現に期待を寄せています。

(鈴木知事)

国の役割としては、やはりモニタリングを含めてしっかり チェックをしてもらったり、指導いただくことになりますよね、だからJR東海に対してはちゃんと真摯に課題解決に向けちゃんと回答いただくとそれを県とその流域のですね、利水協議会の皆様で、ちゃんとそれを受けて、それが理かなったものかどうかということですね、県の専門部会がありますから、そういうところの科学的知見もいただきながらチェックをして、協議会の皆さんにも納得できるものかどうかっていうものを1つ1つクリアしてくと…こういうことになろうと思いますね。

(津川アンカー)

その4者というんですかね、情報の流れの悪さみたいなものも改善しなきゃいけないなと思うんですけど、その辺はどうでしょうかね ?

(鈴木知事)

そうですね、これは、おいおいですね、どういう形でやってくのがいいのかというのは、みつけていかなきゃいけないと思い ますけども、そこは風通しよくすることは大事だと思うんですね。

(津川アンカー)

そこは県が中心になってやると。

(鈴木知事)

そうですね、県と、あとは国も入って…そうです。

15年ぶりに新たな知事が誕生した静岡県。課題が山積する県政をどのように運営していくのか。長年の政治家として培った経験をどのように生かしていくのか問われています。

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