伊豆半島の市長や町長による会議が開かれ、新たに就任した鈴木知事への要望書に示す内容を話し合い、“防災や医療体制の強化が必要”など意見が交わされました。
6月7日に開かれた伊豆半島7市6町首長会議では、市町の総意としての鈴木知事に出す要望書に盛り込む内容について意見が交わされました。
伊豆市の菊地市長は「中山間地の全ての事業所で人手不足。産業を守っていくことも優先順位が高い」とした上で、「伊豆半島の道路は脆弱。公共事業費を国、県により多くつけていただき、命を守る事業をやりながら実働する事業所も守っていくことが必要」だと話しました。また、沼津市の頼重市長は東部地域の医療不足を指摘し、「平時も医療体制を堅持していくのが厳しい。災害時はもっと深刻になるので医療の状況を認識してもらいたい。鈴木知事は選挙戦でもふれている事なので知事自身もしっかり認識していると思う」などと意見を出しました。
今後、それぞれの意見をまとめ、早ければ6月中にも鈴木知事に直接、要望書を手渡す予定だということです。