再審法の改正を目指し2024年3月に発足した超党派の国会議員連盟が、13日、都内で総会を開き袴田巌さんの姉・ひで子さんが登壇しました。
この連盟には、えん罪被害者の早期救済を目的に308人の国会議員が参加。13日は都内で5回目となる総会が開かれ、5月、再審=やりなおしの裁判が結審し、9月に判決を控える袴田巌さんの姉・ひで子さんが、国会議員らを前に再審法の改正を訴えました。
(袴田 ひで子さん)
「58年戦ってやって再審開始になった」「巌は48年間、刑務所の中でさぞかし苦労したであろうと思うことをこのごろつくづく思っている」「今後、みなさまのお力で、二度とこういうことが起きないようにご協力をお願いいたします」
参加した議員からは、再審法改正の中で「証拠開示に関するルールを明文化すべき」などといった意見が出されました。議員連盟は、これまでの議論をふまえ、週明けにも法務省に再審法の早期改正を求める要望書を提出する予定です。
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